巌窟王

2008年12月 5日 (金)

最終話を見終わって1

「巌窟王」の最終話がBS2で放映されました。最終話ではアルベールたちがすっかり立派な大人になり、彼らが時代の主人公となっていました。親の世代で出ていたのはメルセデスのみで、ただマルセイユのエドモンとフェルナンの墓の前で悲しい目をしているだけでした。

素晴らしい作品でした。間違いなく日本のアニメの最良の部分を代表している作品です。(DVD-BOXを買いたいくらいですが、高いのが難点ですw)私の中では、「少女革命ウテナ」、「スクールデイズ」とともに最も印象に残った作品です。(「スクイズ」には「えー」という意見があるでしょうが、あれはあれですごいことをしている作品です。いずれこのことについても書きたいと思います。)国際的にも評価されるべきはこの作品と思います。

デュマはヴェルヌとともに日本でも人気のあるフランス作家ですが、ともに少し子供向けの作品だと思われているフシがあります。確かに表面上はそうかもしれませんが、「海底2万マイル」もなかなかに深い作品であるのと同様、「モンテクリスト伯」も含蓄に富んだ作品だとおもいます。今回は後者を換骨奪胎して21世紀のアニメとして再生しました。なお、「海底2万マイル」は「ふしぎの海のナディア」として、これも翻案の形をとって、GAINAXによりアニメ化され、90年代初頭に好評を博したことはご存知のことと思います。そうするとまだ「三銃士」が残っていることになります。(もちろん「三銃士」も「ナディア」よりさきにNHKでアニメ化されており、なかなかの見ものなのですが、子供向けの観は否めません。なおこの「アニメ三銃士」にさきだち、鉄仮面を主人公にしたパイロット版があり、これがすばらしいできでしたが、あまり知られていないようです。)

前田真宏監督は「青の6号」で初めて知りました。フルCGという面ばかりが注目された作品でしたが、科学者ゾーンダイクという人物の悲哀も描かれていて、ドラマとしても見ごたえがありました。今回も見た目の斬新さがまず目に付きますが、主人公アルベールだけでなく、大人たちまでしっかりと人物像が描かれていました。

なんといっても言及せねばならないのは、豪華声優陣です。とくに私の好きな二大声優の小杉十郎太さんと中田譲治さんが競演し、しかも最終話では直接対決してくれます。二人の共演というと、「天空のエスカフローネ」が思い出されます。小杉さんがドライデン、中田さんがフォルケンで、とくに中田さんの人気が爆発しました。ただ、二人の直接対決というほどではなかったので、今回の作品に期待していました。最終話では偶然にも「エスカフローネ」のガイメレフのようなものに乗り込んで戦うのですが、小杉さんの雄たけび、中田さんの冷徹な切り返しが繰り返され、声優ファン冥利につきました。なお、知人に「決闘をみるとショックを受けると思う」と言われていましたが、私は「ウテナ」で決闘には免疫があるのでwそれほどでもなかったです。あと、「すくいずぐみ」からは平川大輔さんが出演されていました。二枚目の声で演じられていましたが、最後に刺されて死んでしまいます。刺されて死ぬ役だと平川さんがひときわ輝く気がしてなりませんw

また、つづきを書きます。

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2008年6月22日 (日)

福山さんと平川さん

神戸賞受賞作である「巌窟王」がNHK BS2で始まりました。

こちらもやはり神戸賞受賞作「コード・ギアス」に負けないくらいの豪華キャスト。まず、中田譲治さんの渋い声にメロメロですが、若々しい声でアルベールを演じる福山潤さんと彼よりは少し大人の感じのフランツを演じる平川大輔さん(「スクイズ」以来大好きです)のコンビもいいです。

この後、小杉十郎太さんが中田さん演じる伯爵の敵として登場するはずなので、渋い声好きにはたまらないです。小杉さん対中田さんの対決は絶対見もの、いや聴きものになるはずなので楽しみにしています。

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